2011年11月2日水曜日

世界がもし100人の村だったら3 たべもの編

「世界がもし100人の村だったら」という本は、皆さんすでに読んでいるか、名前くらいは聞いたことある方が多いのではないでしょうか。その本のシリーズ3作目が図書館で目に付いたので読んでみました。

私が印象に残ったのは、“村びと100人のうち16人は、1年を110万円以上で暮らし、いろいろなものをたくさん食べています。 (中略)41人は、1年を8万円以下で暮らし、ときどきしかたべられません。そのうち12人は戦争や、干ばつや洪水や砂漠化のためにいつもお腹をすかせています。”というところです。世界を100人にしてみると、なんと41人という半数弱の人間が、安定して食料や栄養を得ていないということになります。もし自分がすでに空腹を満たし、さらに両手に余るほどの食糧を持ち得ているとします。そのとき、自分の目の前に食べ物に飢えた人がいるならば、その食糧を差し出すという選択をするのが多数派なのではないでしょうか。目の前のことには気が付き、放っておけないはずです。しかし、世界のこと、地球の反対側で起こっていることとなると疎くなってしまうのは何故でしょう。栄養が不足して死んでしまう人々がいることを知りながら、毎日食べ残しを何トンと廃棄してしまうのは何故でしょう。食糧というものは命のもとです。それがなければ生きていけないのです。今の時代はグローバル化やボーダーレス化と言われますが、世界中が仲良く手を取り合い生きていける世界ではありません。とうとう世界の人口が70億人を突破した今、食糧の問題は、これから環境やその他の重要な課題と同時に、人類全体の問題として解決していくべきことだと思いました。食べ物は大切です。

(あっきー)

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